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そもそもFileMaker(ファイルメーカー)ってなに?

FileMaker初心者 基本編

FileMakerって?

FileMaker(ファイルメーカー)はFileMaker社(現・Claris社)が開発しているデータベースソフトです。初めはカード型のデータベースでしたが、バージョンを重ねるごとに進化し、テーブル同士を繋げる(関係させる)リレーション機能、サーバ用のソフトであるFileMaker Serverを発売し、規模の大きい環境にも対応できるようになってきました。

今では、企業の基幹システムとして使用しているところもあり、規模が大きいものでも対応できるようになってきています。

また、FileMaker11時代に登場したiPad、iPhoneのiOS用のアプリFileMaker Goの登場で、モバイルデバイスからもデータベースが開けるようになり、外出先で在庫状況を確認したり、日報を記入したりと用途が大きく広がりました。

データベース

データを収納する箱=データベースだと思ったもらっていいでしょう。Excelを使われる方はExcelをイメージていただくとわかりやすいともいますが、タテの列とヨコの行がある2次元の表がいくつも格納したものがデータベースです。ひとつのシートがひとつのテーブルであるということです。

上記の表はデータベースのテーブルのイメージです。FileMakerではタテの列をフィールド、ヨコの行を「レコード」を呼びます。この図のように、各要素ごとにまとめた表をいくつも持つのがデータベースです。

リレーショナルデータベース

ちょっと難しい言葉ですが、リレーショナル=関係ということです。テーブル同士に関係を持たせることによってデータをいろいろな形で表示したりさせることができるのがリレーショナルデータベースで、FileMakerはリレーショナルデータベースです。リレーションがどういったものかは少しずつFileMakerをいじりながら覚えていきましょう。

インターフェイス

データベースはそれだけでは、あまり意味を成しません。使う人(ユーザ)がどういったデータを見たいか、どういったデータを入力したいかをデータベースが利用しやすいように表示することが必要になりまあす。また、データベースにユーザは直接データ入力を基本的にしません。

インターフェイス、プログラムによってデータベースに書き込まれます。世の中にはデータベースがFileMaker以外にいくつも存在します。

MySQL、PostgreSQL、SQLServer、OracleDBなどが有名なところでしょうか。これらのデータベースを使ってソリューションを作成するには、別途インターフェイスなどをプログラミング言語やデータベース言語SQLによって開発をします。

FileMakerにはノンプログラミングでそういったインターフェイスや処理などを行う機能を作成することができるツールが一緒になっていますので、多少Excel等をいじったことのある人ならば比較的スムーズにこのソフトを使い、見積書を作成するツールであったり、日報を作成するツールなどを簡単に作成することができるソフトです。

また、Excel等もあまりいじったことのない、プログラミングの経験もない人でも、少しずつ勉強していくことによって、業務で利用できるデータベース、ソリューションを作成できるのが、このFileMakerです。