スクリプトにはいくつか決まった基本パターンがあります。その中でも最も多く使われている画面(レイアウト)を移動して、検索を実行するという基本スクリプトを覚えましょう。
まず、レイアウトを変更する前に検索モードに切り替えます。ファイルメーカーでは、レイアウトを切り替えるとまずそのレイアウトの対象レコードとなっているレコードが表示されます。このレコード数が多く、計算フィールドなどが含まれていたり、遠いリレーション先のテーブルのフィールドが含まれていると非常に遅くなる場合があります。そのため、検索モードに切り替えを初めに持ってくるのが一般的です。
次にレイアウトを切り替え、検索条件を設定するためにフィールド設定を使います。フィールド設定という言葉はちょっとわかりにくいかもしれませんが、フィールドにデータを書き込むということです。この場合、今検索モードになっているので、検索条件を設定していることになります。
検索実行後は、ソートを行います。また、ソート後は、ソート前に一番上の行がアクティブ(選択)され、そのままになっていますから、これをソート後にも一番最初の行がアクティブになるようにレコード/検索条件/ページへ移動を使用します。