データの格納とはデータを格納する方法を設定するオプションで、通常とは違った特殊な格納方法を設定できます。また、索引(インデックス)という検索などを行う機能を設定します。
グローバル格納は非常に面白い、機能です。ひとつのフィールドに一つのデータを保存します。どういうことかというと、レコードが10あろうが、500あろうが、同じ一つの値だけを保存するという特徴を持っています。
主な使われ方としては、スクリプト中で一時的に値を保存したり、検索用の入力フィールドとして使用したりします。
繰り返しフィールドはは一つのフィールドに複数の値を保存できる仕組みです。FileMakerの便利な機能であり、独特な機能です。
上記の図は繰り返しフィールドの例です。この例では繰り返し数「5」を設定していますので、5つの値を一つのフィールドに保存することができます。
繰り返しフィールドは手軽で便利な機能ですが、データを再利用したり、計算したりといったことにはあまり向いていません。初心者の方は、この繰り返しフィールドを多用してしまいますが、前記のような理由からその特徴と用途を理解したうえで使うことをおススメします。使うおもな場面としては、このフィールドを利用して計算をしない、Excel等にエクスポートする予定がない場合に使用した方がいいでしょう。
例えば、見積書を作成する場合に、詳しい見積もり内容を記した詳細行を作成しますが、これに繰り返しフィールドを使用することは避けた方がいいでしょう。ポータルを使うことをおススメします。
索引は、フィールドの内容がどこにあるかを記したもので、よく本の巻末などにあるものです。イメージ的にはあれをデータベース内部に保存し、検索をしたときに素早く検索を行うことができるようになります。通常は、自動的に設定されるので、特に設定する必要がありません。最初に検索をされたときなどに自動で索引が作成されます。
また、検索以外にも索引が必要となります。この索引ないとリレーションシップを組むことができません。
ただし、外部のデータベースからリレーションされるフィールドには自動で索引が作成されませんので、最初に時点で、「すべて」に設定しておく必要があります。