フィールド設定時にフィールド名を入力する欄の右側にあるオプションをクリックすると表示されるダイアログの「入力値制限」は、フィールドに入力される値に制限をかけることができます。例えば、文字数を制限したり、入力される値の上限を決めたりすることができます。
このオプションがいつ発動するかを指定します。「常時」の場合は、スクリプトであろうがなんだろうがすべてです。
「データ入力時のみ」は人の手によって入力される場合のみ発動します。スクリプトでは無視されます。
これは、制限にかかる場合に「警告は出すけど」最終的にそれに従うかはユーザ次第ということを設定できます。下記のようにこのチェックを入れるか入れないかによって表示されるダイアログが異なります。
下記はチェックを入れる場合
下記はチェックを入れない場合
FileMakerでは、フィールドに設定したタイプが「テキスト」であっても、数字を入力できるようになっています。これをどうしても、設定したタイプで入力させたいときに指定します。
空欄ではいけないフィールドに対して設定します。
このフィールドの他のレコードと値が重複させない場合に設定します。
すでに、このフィールドに入力されている値のみ入力させたいときに設定します。
あるリスト(値一覧)を設定し、そのリストの値のみを入力させたいときに設定します。
入力できる値に下限や上限を設定したいときにここに入力します。
設定した計算式の結果によって、制限を行います。
入力できる最大の文字数を設定できます。
初めてソリューションを作成すると、しっかりしたデータを入力してもらうおうと、いろいろな制限をここでかけてしまいます。しかし、あまり多いと、ユーザビリティが低下し、能率が下がりますし、ユーザはストレスがたまります。また、設定によっては永遠にそのフィールドから抜けられないと思うユーザも出てきますので、必要最低限にしましょう。