FileMakerでは、今いるレコードというのが重要になってきます。この今いるレコード=アクティブなレコードに対して、編集や処理が行われます。
アクティブなレコードは上の図で示した目印がそうで、これはデフォルトの設定では、どのモードでも表示されています。例えば、「レコード削除」をクリックしたときに、レコードが削除されるのはこのアクティブなレコードに対して行われます。特に今後スクリプトの中では、今どこにいるかが非常に重要となってきますので、覚えておくといいかと思います。
基本的にレコードの編集はExcelやAccessと同じです。編集したいデータの場所をクリックしてカーソルを表示させ、文字を入力したり、すでに入力されている文字を選択して、「バックスペースキー・Backspace」を押して消したり、できます。
では、保存はどうされるのでしょうか。これはほかのソフトと違う点で、「保存」というコマンドはありません。違うフィールドに移るか、違うレコードに移ることで、自動的に保存されます。特別な操作は必要ありません。また、自動で保存されないようにする方法もありますが、あまり使われないので、ここでは特に触れません。