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FileMaker+IoT

業務改善の次のステージ

おそらく多くの方は、FileMaker(ファイルメーカー)を導入することで、紙ベースの書類をデータ化したり、無駄な入力作業を減らしたりといった効果を得ることを目指してきたのではないでしょうか。

もちろん、それだけでも十分に省力化をすることができたかとは思いますが、まだまだ手入力必要とする部分は多く残っていると思います。そこで、IoTの登場です。

IoTってなに?

IoT=Internet of Thingsと呼ばれます。インターネットオブシングス、物のインターネットと直訳されます。これだけだとなんだかよくわかりませんね。簡単に言うと、物がネットワークに情報を送信するということです。

例えば、実際に日常生活でこのIoTを使用されている方はいるかもしれません。テレビ、エアコン、冷蔵庫などなど。エアコンでは、ついているか、そうでないかや設定などの情報をインターネットにあるサーバーへ送信して、スマートフォンなどでそれを確認するというのは一般的になりつつあります。これがIoTです。

FileMakerとIoT

ではFileMakerとIoTはどういった場面で、使用されていくのでしょうか。

業務上でIoTが活用されている例として、「検針」業務があります。電力のメーターはスマートメーターに代わり自動で検針情報を送信します。また、複合機のランニングコストである、プリント枚数の情報や、飲料などの自動販売機の販売データなどの入力業務です。

従来は、人がメーターを見たりして、紙に書き、さらにシステムに入力を行っていました。それが、端末に入力するようになり、さらにIoTによって、自動でサーバーに送信されていきます。

この流れは、FileMakerににてますよね。FileMaker導入前は、人が紙に入力していたものを、FileMaker Goなどを使って、持ち歩けるスマートフォンを利用して、直接データベースに入力できるようになりました。さらに省力化するのがIoTです。

DIYとIoT

FileMakerは基本DIYです。自分でできる、それが魅力でもあります。しかし、IoTを導入したいと思っても自分でできなれけば、あまり意味がないかもしれません。完全にはできなくても、多少の支援で、作りたい、それがFileMaker ユーザー共通の思いなのではないでしょうか?

IoTという言葉が出たての頃は、なかなか自分でやるといったことは難しくありましたが、最近では、情報も多くなってきて、ある程度のことであれば、できるようにもなってきました。

ArduinoとRaspberry Pi

DIYでIoTを可能にするツールがArduino(アルデュイーノ)とRaspberry Pi(ラズベリーパイ)です。

Arduinoはマイコンボードといわれるものです。マイコンとはマイクロコントローラの略で、プログラムをこのマイコンに設定すると、センサーから値を取得したり、LEDを付けたりといったことができます。この応用で、インターネットに接続させることも可能なので、センサーから取得した値をFileMaker Serverに送信して、FileMakerで加工したりするといった使い方ができます。

Arduino(アルデュイーノ)とFileMaker(ファイルメーカー)の連携

これが、Arduinoの最もポピュラーなボードである「Arduino Uno」です。

次にRaspberry Pi(ラズベリーパイ)です。

Arduinoとセットで紹介されることも多いボードですが、こちらは、シングルボードコンピュータというジャンルに入ります。簡単に言うとパソコンです。Arduinoに比べて少し敷居が高いのですが、5千円程度で購入でき、安価なので、使い勝手がいいです。こちらも、基本的にはArduinoと同じような使い方もできますし、サーバーとして稼働させるようなこともできます。

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とFileMaker(ファイルメーカー)の連携

これが、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)です。

今回は、簡単な紹介だけですが、今後実例などを紹介していきたいと思います。