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Let([変数1 = 式1{;変数2 = 式2…]};計算)

FileMaker(ファイルメーカー)の論理関数 論理関数

値を一時的に保持できる変数などを式の中で設定することができ、その変数を利用して計算を行うことができます。

戻る値のデータタイプテキスト、数字など
引数についてフィールド、変数、テキスト、数字など

Let(X=3;X*5)→ 15

使用する場面など

ここでいう変数は$や$$の記号を必ずしもつける必要はありません。つける場合は、$はスクリプト内、$$はファイルが閉じられるまで有効ですが、式を後で見たときに変数であることが一目でわかるように、$を付けることをおススメします。

また、この関数を使用することで、計算式で複数の同じ計算を行う場合、式の展開スピードを上げることができます。

1)Case (2*3 >5 ; 2*3 ;2*3/2)という式がある場合、「2*3」を3回計算しています。

2)Let($X = 2*3 ; Case($X > 5 ; $X ; $X/2 ) 1)の場合と結果は同じですが、このように書き換えることができます。複雑な分岐式などの場合は、Let関数を使うことでわかりやすく、計算スピードが上がります。

※実際にこんな計算はしませんが、2*3の部分があるフィールドとあるフィールドの計算というようなことはよくありますので、そうだと読み替えてもらえればわかりやすいかと思います。