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勤怠管理で行ってみよう! Part1

今回から数回にわたって、勤怠管理を行うソリューション(業務ソフト)をファイルメーカー(FileMaker Pro)で作成する例を紹介していきたいと思います。会社の実情によって作り方は変わってきますが、例として紹介していきたいと思います。

勤怠管理ソリューションを作る前に

まず、実際に作成を始める前に何の機能として載せたいか、何をしたいかを書き出すといいと思います。これにより作成する勤怠管理ソリューションの全体像が見えてくるでしょう。

・タイムカード(打刻)機能

・打刻から何時間働いたかを計算

・一か月何時間働いたかを計算

ひとまず、上記の3つの機能に絞って作っていきたいと思います。

テーブルの作成

FileMaker Proを起動して、新規ソリューションを作成しましょう。そして「ファイル」→「管理」→「データベース」を開いてテーブルとフィールドを作成していきましょう。

FileMaker Pro(ファイルメーカー)で作る勤怠管理ソリューションのテーブル設計

このようにテーブル・フィールドを作成しました。

「__kp_id」

このフィールドは、レコードを識別するためにシリアル番号を設定しています。オプションでシリアル番号にチェックを入れています。

「打刻アカウント名」

このテーブルでレコードが作成された場合に自動的にアカウント名が入力されます。打刻ではこのテーブルにレコードを1つ作成します。その時の情報を書き込みます。オプションの「作成情報」にチェックが入り、アカウント名が選択されています。

「打刻日」

上記と同様で、レコードを作成したときにその日の日付を自動で入力します。オプションの「作成情報」にチェックが入り、日付が選択されています。

「打刻時刻」

上記と同様で、レコードを作成したときにその時の時刻を自動で入力します。オプションの「作成情報」にチェックが入り、時刻が選択されています。

次回は、打刻について紹介します。

次の記事(打刻の処理と考え方)