FileMaker(ファイルメーカー)19が発売されました。この記事では、主な変更点・追加された機能などについて紹介していきたいと思います。
※リリース情報や簡単に触れた部分の情報で、執筆しています。
まず気になるのが、FileMaker18に比べてどの程度の機能変更があったのかという点です。
以前のFileMakerは1.5年、2年程度に一回のバージョンアップが行われていましたが、年1回、この時期に決まって新しいバージョンがリリースされるようになりました。
ある程度、新機能などや変更点がたまってからリリースしていたころとは違い、1年間というスパンで提供できる機能を追加したりするというイメージになってきています。
ITの分野において時代の変化は速いものですから、こういった形のリリースになっているということが言えるのではないでしょうか。
今でも頑張ればJavaScriptを使用することはできますが、より使いやすくなるようです。また今後は、より簡単にJavaScriptを扱えるようになるとのことです。
FileMakerでは、どうしてもカレンダー・スケジュール系の表現をするのが難しいという部分があります。もちろん工夫をすれば可能ですがかなり敷居が高いです。
将来的にはJavaScriptを簡単に使えるようになることで、こういった部分の弱点を補えるようになるでしょう。
機械学習機能が使えるようになります。
機械学習とは、例えば、「りんご」の写真をいくつも登録し、「りんご」を覚えさせます。別な写真を見せた時にそれが「りんご」かどうかを判別できるようになるというものです。
NFCタグが読み取りできるようになります。NFCタグとは、いわゆるSuica、FericaのようなICカードを読み取り、例えば、タイムカードの代わりに使用したりといった機能が、FileMaker Goで利用できるようになります。
※FileMaker Goで読み込めるタグは限定的で、一般的な誰もが持っているようなカードには対応していないようです…(2020/06/05追記)