FileMaker16シリーズよりURLから挿入のオプションとして、cURL(カール)がサポートされるようになりました。
外部のサーバーなどと連携をする場合、FileMaker Serverであれば、直接リレーションシップで、別サーバーのテーブル(オカレンス)を組み込んだり、ODBCを使う、CSV、Excel(エクセル)ファイルを取り込んだりなど方法がありましたが、昨今APIを使う方法が主流となりつつある気がします。
世の中には様々なAPIがあり、別な会社のシステムと連携する際には、APIを使うのが普通です。それが、社内の各システムとの連携にも広がっているのではないかと思います。
API連携の最大のメリットは、互いのサーバーのOSであったり、ソフトウエアに依存しないということではないでしょうか。直接リレーションシップで連携を行う場合、互いのバージョンが違うと連携できないケースもあります。
それまで、POSTでデータを送信する場合は、URLに「httppost://」や「httpspost://」を付けて、送信することで、POSTすることができていました。
FileMaker16シリーズが登場したときに、ヘルプの記述からなくなってしまったために、16以降ではこの「httppost://」や「httpspost://」が使えなくなったのだと勝手に思っていました。
筆者はURLから挿入を使っているのが、FileMaker15シリーズで運用されているAppでしか使っていなかったので、つい最近まで気づきませんでしたが、FileMaker18シリーズで、POSTを使うことになり、書き換えなくてはいけないなと思っておりました。
試しにFileMaker18で「httppost://」を使ったところ、今まで通り、動かすことができました。
よかったよかった。そのまま使えるではありませんか。
確かに、FileMaker社が公表している、今後消える機能のリストにはなかった気がします。ひとまず安心ですが、そのうちにcURLに変えていった方がいいでしょうね。