FileMaker(ファイルメーカー)にも搭載されることになりそうなWebオーサリングツールですが、いったい何をするものなのでしょうか? Webと付くのですから、Web上の何かを作ることであることは想像がつきますが……。そんなWebオーサリングツールについて、少し掘り下げていきたいと思います。
Wikipediaによりますと、「ウェブページ作成ソフトのことで、ウェブページを構成するHTML、CSSなどのファイルを編集するデザインツールである。」と記載があります。つまり、ホームページなどを作成する、デザインするソフト・ツールであるということです。
ただし、ホームページを作成するには、HTMLやCSSのコードを書くことになりますが、これらのコードを各ツールを通常「HTMLエディタ」と呼んでいますので、このWebオーサリングツールというのは、それよりももっと簡単に、知識があまりなくてもホームページ・Webデザインをできるソフト・ツールということになると思います。
一般的に馴染みのあるものでいうと「ホームページビルダー」というのは聞いたことがある方が多いかもしれません。ホームページビルダーは、初心者向けのソフトで、テンプレートを利用して、オリジナルのホームページを作成していく形のソフトで、コードを理解していなくても使えるソフトではないでしょうか。
FileMakerで導入されるのはどういったものになるのでしょうか? あくまでも想像の域を出ませんが、Data APIを手軽に利用できるようなツールなのかなという希望を含めた、推測をしてみます。
一般的なWebオーサリングツールはホームページを作ることが目的ですが、FileMakerの場合は、データベースとの連携ということを視点に持っていると思いますので、そういったことをやりやすくするためのものになるのでしょうか。
FileMakerに限らず、こういったツールを企業で導入する場合、仕事・業務量が減ることを目的としています。その一環として、システム同士のデータのやり取りがあげられます。
一般的には、経理システム、販売管理システム、勤怠管理システムと別々なシステムで動いていて、人の手によって同じような内容を別々のシステムに同じように入力しているようなことも多くあります。これらを連携すれば、仕事を減らすことができ、効率化を進めることができます。FileMakerにもこういったニーズがあるということなのではないでしょうか。それが、REST APIによるData APIを生み出す背景になったのでしょう。