FileMaker(ファイルメーカー)Appで、ログインしたデバイスを特定して、レイアウトを変えたり、表示するレコードを変更したりといったことをしたい場合があります。
ここでは、デバイスを特定してそのデバイスに応じてレイアウトを変えたり、レコードを絞ったりといった制御について紹介していきます。
デバイスを特定するメリットとは?
例えば、特定の部署や店舗のPC、iPad、iPhoneなどをユーザーが共有して使っている場合では、誰がログインしているかということより、どこでログインしているかということの方が重要である場合があります。
店舗型の企業において、店舗によって表示されるレコードを変えたいといった場合、基本的にはログインしたアカウントによって、どこの店舗のデータを表示すればいいかを差配することになります。
しかし、異動、応援などで登録されている店舗以外で業務を行う場合に、作業する店舗を選択したり、その選択できる店舗をあらかじめ登録しておかなくてはいけないなど、面倒なことも発生するでしょう。
ういったケースで、アカウント情報ではなく、使っているデバイスで店舗などを特定できれば、こういった手間が減ることになります。
Appにログインし、自動的にその店のデータが表示されれば業務がスムーズに進むことになります。
デバイスを特定するには
デバイスを特定するには取得関数「Get(持続ID)」を使います。この関数を使って、あらかじめ設定しておいた、支店・店舗とこの持続IDとを紐づかせるよう登録しておいたテーブルでこの持続IDを検索して、支店・店舗を探し、グローバル変数などに記録するスクリプトを作成して、OnFirstWindowOpenのスクリプトトリガに設定しておきます。

このようなスクリプトを作成し、OnFirstWindowOpenでグローバル変数に入れて置き、レイアウトを移動する際などにこのグローバル変数を検索条件に入れて、レコードを絞ったりできます。
持続IDの注意点
持続IDは、基本的には変わることはありませんが、FileMaker Go、FileMaker Pro Advancedのバージョンが変わったり、再インストールするなどの場合で変わることがあります。
FileMakerは、頻繁にバージョンが変わり、ソフト・アプリをインストールする機会があるので、そのあたりのサポートが必要にはなってきますが、店舗型の企業ではこの持続IDを利用した、制御はぜひやったほうがいいでしょう。