FileMaker21(2024)が発売されました!
この記事では、簡単にFileMaker21の新機能の特徴やバージョンアップするべきかどうかなどについて解説していきます。
AI関連機能
OpenAIなどをFileMakerで使用するための、アカウントの設定スクリプトステップ「AIアカウント設定」や、AIが使用するためのベクトル表現を記録するための「埋め込みを挿入」「対象レコードに埋め込みを挿入」、「セマンティック検索を実行」などが利用できるようになりました。
ただし、現時点(6月上旬)では、日本語化されていないステップ、ヘルプもあり、本格的に使えるのは少し先になりそうです。
特に、セマンティック検索を実行では、将来的にFileMakerの使い方によっては便利な検索として使える部分もあるかと思いますので、注目の機能ではないかと思います。
また、下記の関数も追加されました。
- CosineSimilarity
- GetEmbedding
- GetEmbeddingAsFile
- GetEmbeddingAsText
- GetTableDDL
- GetTokenCount
- Get (最終ステップ使用トークン)
こういった関数が追加されましたがスクリプトステップ同様に、日本語化されていない部分がありますので、本格的に使えるのは少し先になりそうです。
ローカル通知の構成
これまでGo(iPhone,iPad)で利用できたものですが、Proでも利用できるようになりました。
JSON関連強化
JSON関連の関数の機能が強化されました。他のサービスやAPPとの連携にJSONは欠かせない存在となってきました。
対応する過去バージョンなど
FileMaker Serverで共有されたファイルを開く場合の各プラットフォームの互換性です。
- FileMaker Server21に接続するにはFileMaker Pro19.4.2以降
- FileMaker Server21に接続するにはFileMaker Go19.4.2以降
- FileMaker Pro21が接続できるFileMaker Serverは19.4.2以降