FileMaker(ファイルメーカー)Proのリレーションシップというと、苦手意識が多い方もいるかもしれません。
本記事では、そんなリレーションシップについて、わかりやすく解説していきます。
リレーションを使う目的は大きく分けて2つ
FileMakerにおいて、リレーションシップを使う場面は、大きく分けて二つです。
特に初心者の方でわかりづらいと思われる方は、この二つを意識すれば、たいていのことを実現できると思います。
まず一つ目は、データの集計です。
データの集計
例えば、下記のような売上データがあったとします。

集計する方法はいくつかありますが、最も簡単なのはリレーションシップによるものです。

このままだと、キーにするフィールドがありませんので、「年月」というフィールドを追加しました。

このフィールドには、計算式が設定されています。
日付が入力されると自動的に年月が計算されます。「0」が入っているのは、桁をそろえるためです。桁をそろえないと、ソートした時に思ったように並び替えられません。
この年月をキーとして、リレーションシップを作成していきます。
年月が同じものを合計していくわけです。

リレーションシップの設定はこのようになります。
集計用のテーブルとして、「売上集計」を追加しました。
同じデータが入るフィールド同士をつなぐことができます。
ここでは、売上マスターの年月と売上集計の年月です。
データの集計方法
データの集計方法はいくつかありますが、売上のデータが数百万件以上になるような場合には、スクリプトによる方法をとりましょう。

フィールド内容の全置換を使用して、計算式を設定します。Sum関数を使って集計を行います。

このスクリプトを実行すると、このように売上が集計されます。売上集計のテーブルのレコードはあらかじめ作成しておくといいでしょう。
ポータルの作成
もう一つのリレーションシップの役割は、ポータルの利用です。
ポータルとは、リレーションシップ先のテーブルのレコードを表示する機能で、見積書、請求書、納品書などの書類関係でよく使用されます。

上の画像でいうところの右下がポータルです。
見積書の明細が表示されている部分です。
見積書一つに対して、複数のデータ(レコード)を持ちたいときに使用されます。

リレーションシップの設定はこのようになります。
まとめ
リレーションシップにはこれ以外にも使い方はありますが、この二つがファイルメーカーでの基本となります。この二つだけ覚えておけば、ある程度のことは実現できますので、慣れておくといいですね。

