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FileMaker ServerとCloudどっちがいい?

FileMakerを導入する際に、迷う、ServerかCloudか問題です。特に導入する際は、違いがよく分かっていないで、選択してしまうケースというのもあると思います。選択によっては、移行したくてもできない、難しいこともありますので、慎重な検討が必要になります。

ServerとCloudの違い

最大の違いは、運用面と費用面です。

簡単に言うと、Serverの方が費用面では安く、運用面では面倒ということになります。Cloudは運用面ではラクで、費用が高いということになります。

ということは、運用面である程度自分でできる場合で、費用面を安くしたいということであれば、Serverをそうでない場合はCloudを選択するということになると思います。

ServerとCloudの運用面

主に下記のような違いがあります。

作業などServerCloud
サーバー機の手配自分で、スペックを選択し、サーバー機を購入するか、AWS(アマゾンウエブサービス)に申し込む契約に応じて勝手にやってくれます
サーバー機の設定ソフトのインストールなどを手動で実施基本的に不要
ネットワークの設定オンプレミス(自社に置く)場合で、外部からも接続したい場合は、ルーターの設定などの知識が必要
AWSなどの場合もポート開放などの設定が必要。ただし、オンプレミスよりは簡単
基本的に不要
SSL、ドメイン等の設定サーバー証明書の購入、導入、ドメインとDNSなどの設定が基本的には必要コンソール上で簡単に可能

導入後

導入後はそれほどの違いはありません。Serverの場合は、OSの更新などで再起動が必要になりますが、それほどの労力ではありません。また、サーバー証明書の更新もありますが、年に1回~4回程度になります。

費用面

下記の費用面の比較の条件は、ユーザー30人、常時10~15人接続を想定して勘案しています。ただし、使い方、Appの内容によっては合わないこともあります。
また、5年間のランニングを想定しています。

ServerCloud
ライセンス費用3,484,800円8,189,280円
サーバー費用(AWS)約1,200,000円
t3a.xlarge
ライセンス費用に含む
合計4,684,800円8,189,280円

その他、サーバー証明書やドメインの費用が掛かりますが、大勢に影響がないので割愛します。

合計で見ますと倍近い差が出ています。当然Cloudの方が導入面では、楽なので、その分Serverより高いのは仕方がありません。あとは、費用面を重視するのか、運用面を重視するのかという判断になるかと思います。

自社で、運用できるスキルがあれば、Serverの方がいいですし、そうでなければ、Cloudということになると思います。