JSONってなに?
JSONはJavaScript Object Notationの略で、Webサイトを作るためによく使われるJavaScriptという言語で、データを扱うために設計されデータのフォーマットです。しかし、JavaScriptだけではなく、幅広い分野で使用されるデータやり取りのための基本フォーマットと言えるでしょう。
JSONはジェーソン、ジェイソンと呼ばれます。
FileMaker16以前
FileMaker16以前でもこのJSONを扱えなかったわけではありません。FileMakerに専用の関数はありませんでしたが、テキスト関数を駆使したり、FileMaker ServerのWeb公開機能を使ってPHPなどで、JSONからFileMaker Serverへ書き込んだりすることは可能でしたが、非常に手間でした。
JSONデータ
上記はJSONデータの例です。
JSONデータの特徴はこのように人間が見ても、どのデータがどうなっているかがわかりやすい形式です。例えば、上の例でいうと、「id」が「1000000」のものは「たまねぎ」と見ればわかります。
FileMakerでは他のサービスやサーバーから取得した例のようなJSONデータを関数を使ってファイルメーカーへ取り込みやすいようになりました。
JSONデータ処理の例
まず先ほどのデータを受け取ったとして、これをファイルメーカーのデータベースに新規レコードとして登録する例を紹介します。データは3つのデータがあり、イメージ的には3行のデータがあると思っていいでしょう。つまり、ファイルメーカーで取り込むと3行のデータになります。
行数 | 内容 |
---|---|
1 | API(外部サーバーなど)からデータを取得します。スクリプトに記載されているものは当サイトで提供しています。 |
2 | データの数(行数)を取得しています。テキスト関数「JSONListKeys」 |
3 | データを展開するレイアウトへ移動します。 |
4 | Loopに使用する変数をセットします。この変数は現在何行目のデータを作成しているかを記録し、Loopを抜けるための確認に使用します。 |
6 | 現在の1行のデータを取得します。 |
8~9 | idとitem_nameの要素を抜き出して、フィールド設定で、フィールドに書き込みます。 |
11 | 最初に数えた要素の数が展開し終えたら、Loopを抜けます。 |