こんにちは!今回のテーマは、ローコードとノーコードです。
この二つ、同じ、似たようなものだと思っていませんか?
実は全く違うものなんです。これを知らずに、ローコードツールとノーコードツールを比較しようとすると、取り返しのつかないことになるかも…
ノーコードツールとは?

ノーコードツールとは、コーディングやプログラミング言語を直接使用することなく、データを保存する場所や方法を作ったり、フォームなどを作成するツールのことです。
「文系管理職でもアプリができた」
こういった文句とともに、誰でもアプリが作れるということが強調されたツールです。
システム、アプリ開発素人でも、それなりなものができるといった点で、導入する企業も多いことでしょう。
最大のメリットは、導入しやすさです。
例えば、Excelでやっていた案件管理をアプリ化したいとします。こういった場合、ローコードツールであればすぐに導入して、使い始めることも可能です。
通常は、これらをノーコードツールを使わずに、実現しようとするとそれなりの費用と時間が必要になります。
しかし、ツールを導入すれば手軽に始められます。
ローコードツールとは
対して、ローコードツールとは多少のプログラミング言語、コーディングの知識などが必要になるけど、がっつりプログラミンではないものをいいます。まさにFileMaker Pro(ファイルメーカー)はこれに入ります。
これは、「文系管理職でも…」というわけにはいきません。
がちがちのプログラミングやシステム開発の知識が必要なわけではありませんが、ある程度のことをしたいと思ったら、多少の知識は必要になります。
その代わり、ノーコードにはできない、高度なこともできるようになります。
ノーコード最大の弱点
ノーコードは、Excelの延長線上。ローコードは、システム開発をやりやすくしたツールであることが最大の違いです。
企業活動最大の敵といえば、情報の共有であることが多くあります。それを阻害しているのが、Excelであるケースが多いです。
Excelは、便利なツールですが、「誰もが勝手に表を作れる」という点で、サンドボックス化しやすいという特徴があります。
サンドボックス化とは、それぞれが同じような情報を個別に管理して、行き来がない、共有化されない、情報がいろいろなところに保管されて交流がない状態です。
また、部署ごとに管理するということもあります。
これでは、ノウハウが蓄積されません。誰かがやめると、情報がリセットされる。
これが、脱Excelを企業が進めたい最大の理由です。
ローコードを導入すると、これと同じことが残念ながら起きてしまいます。Excelと同じように、誰もがツールを使えると同じ事が起きます。
手軽にアプリを作れる=勝手にアプリを作れる。こういうことになります。
部署ごと、人ごとに同じようなデータを作って、会社として統制が取れなくなります。
では、ルールを作ればいいではないか。管理する人を作ればいい。それができればいいのですが、それだとローコードの手軽さはなくなります。
ローコードではサンドボックス化が起きない
FileMakerのような、ローコードツールではこういったことが起きません。
理由は、ノーコード違い、誰もが作れるわけではないという点です。
本格的なシステム開発よりかは、FileMaker開発はやりやすいですが、データベースやプログラミングの知識がそこそこ必要です。
その代わり、誰でも作れるわけではないので自然と、管理する人、統率する人が現れます。
これによって、Excelやノーコードツールと違って、管理情報の乱立が起きなくなります。
「誰もができる」ことは重要なことのように聞こえますが、これが企業にとって最大のデメリットであるという認識も必要です。特に中小企業では、注意が必要です。
数人の会社であれば、それほど問題になりません。しかし、それ以上の会社であれば、業務のノウハウが蓄積されずに個人商店の集まりとなってしまいます。
ノーコードツールはExcelの代替。
ローコードツールは、Excelからのレベルアップ。
という点で、この二つは違うわけです。
それぞれ、選択するときに向かっている方向がまるで違うということです。
Excelでの業務管理に問題があるということであれば、ローコードツールを選ぶべきですし、ただExcelでの管理をやめたいというだけであれば、ノーコードという選択でもいいかもしれません。だた、会社として、レベルアップは「しない」ということだけは、頭に入れておきながら進めることをおススメします。
会社としてレベルアップしたいのであれば、FileMakerに代表されるローコードツールを使うのがいいでしょう。
ノーコードの限界
ここまで、違いを紹介してきました。これ以外にも決定的な違いがあります。
規模の違いです。
やはりノーコードでは、ローコードと比べて限界が早く来るという点があります。データ量にもローコードに軍配が上がります。
会社の規模などにもよりますが、ローコードではたいていのことはできますが、ノーコードだとそうはいきません。基幹系のシステムなどは、ローコードでは難しいといっていいでしょう。あくまでも、サポートできな立ち位置です。
それに対して、ローコードではある程度まで対応できますし、自社開発ができればコスト削減にも効果的にできる可能性があります。ローコードの場合は、ユーザー数やデータ量で金額が決まります。ライトなユーザーでも金額は一緒です。
FileMakerの場合は、DataAPIなどを使用することによって、ライトなユーザーであればFileMakerのライセンスを使わないで業務を行うことも可能です。工夫によってライセンス数を抑えることもできます。
こういったことを考えたうえで、選択するのがいいですね。

